our challenge私たちの活動

行動指針

1. 私たちは、自身が太陽のように明るく輝きます
2. 私たちは、頑張る人のエナジーサポートをします
3. 私たちは、子供の未来を照らす陽気な大人たちです

目の前の小さなことを改善し、繰り返しながら次の人や次世代にバトンをつないでいく。
そのことが持続可能な未来につながると信じています。

小・中・高校生に「働く」素晴らしさを伝える。

自宅や病院、飲食店やレジャー施設など、至るところに椅子があります。けれども子どもたちはそれを作るひとや再生する人たちのことを知りません。私たちは椅子の張替えやソファ製作の仕事をする中で、自分たちがどんな想いでこの仕事に携わり地域で仕事をしているのかを子どもたちに伝えたいと思いました。そして、2014年から近隣の小・中学生のための椅子張り工場見学をスタートさせました。今では小学校2校の工場見学、中学校2校の職場体験を継続的に受け入れ、近隣高校では出前授業を行っています。古くなった椅子を再生していく技術に驚き、児童生徒は歓声を上げてくれます。「ものづくり」を身近に感じてくれ、地域で一生懸命働く大人の姿を見せられることを嬉しく思っています。

子どもたちの感想の一部をご紹介します

工場見学で初めて椅子張りの仕事を知った。単純にかっこいいと思った。僕は身近にある椅子やソファがどのように作られているか知らなかったし、張替えて長く使うことができるだなんてまったく知らなかった。世の中には本当に沢山の仕事があるんだなあと思った。僕たちの目に見えないところでこうして支えてくれている人がいるんだなと思った。

働くママの応援団になる。

「子どもが熱を出した」「授業参観」「短縮授業」などは子育てにつきもの。「大丈夫!あとやっとくから早く帰ってあげて」と、小さな子どもを育てながら女性が生き生きと働ける環境づくりに私たちは取り組んできました。ひとり親世帯が増えています。ともに働く職場のみんなで子育ての大変さを受け止め、サポートしながら歩んでいます。まだまだ小さな力ですが、ものづくりを通してもっと雇用を生み出し、働くママにキラキラ輝いてもらえるような職場を目指して頑張っていきます。

厚生労働省 各種世帯の所得等の状況

ママを応援する理由

リーファの原田直美です。私は子供が小さい時、ある会社で経理の仕事をしていました。子供が熱を出すなど不慮の事態に遠慮しながら早退を申し出る私に「いいよいいよ。早く帰ってあげて」といつも笑顔で対応してくださいました。本当に口では言えないぐらい感謝しています。今度は私がお返ししたいと思って、女性応援チャレンジの旗を振っています。

ここ下町でも昔のように地域ぐるみで子供を育てることはありません。核家族化が進み、シングルマザーは母親ひとりの力で子どもを育てていかなければなりません。家事や育児の負担を背負いながら生計を立てる大変さは言うまでもありません。そんな女性たちに寄り添って心から支えたいと思っています。

働き方改革にチャレンジする。(NHKで放映)

町工場では残業が当たり前でした。しかしこのままではいけないと2014年から抜本的な働き方改革に取り組みました。業務に携わるすべての人の健康を第一に考え、これまでの職人の育成方法「仕事は先輩から盗むもの」を打破して、働き方・育て方を抜本的に見直しました。業務内容の棚卸しによる業務改善と担当分け、工具や機械の導入による業務の省力化。その結果、完成までの時間が約半分に短縮されました。今では作業の進捗状況が全て見える化できています。健康第一に、椅子張りという仕事で未来を見ること、未来にツナグことを考え、改善し続けています。

2017年5月13日NHK総合大阪で放映されました

「従来の考え方を変えることと見える化が素晴らしい。見えないものは管理できないから」と評価されました。若手の指導についても「ゴールを明確にすることで、モチベーションアップにつながっている」と取り上げていただきました。